カクゴ新社屋
2025.2.27
「カクゴ、新社屋で未来をつくる」#2|オフィス移転プロジェクトの進め方|成功の鍵は社員主体の4つの委員会
2025.2.27

今回は社員主体のプロジェクト運営にフォーカスして
単なる建て替えではなく、会社の在り方を見直すためのプロジェクトとしての
新社屋移転プロジェクトの進め方をご紹介いたします。
■会社が変わるためには、社員の変化が不可欠
オフィスの移転や新社屋の建設は、会社にとって大きな変化です。
しかし、どれだけ最新の設備を整え、綺麗で快適な空間を用意したとしても、
そこに働く社員の意識や行動が変わらなければ、真の変革とは言えません。
今回のプロジェクトでは、「会社の変化 = 社員の変化」と捉え、社員ひとりひとりが
自らの手で会社を変えていく仕組みを取り入れています。
そのために設けたのが、社員主体で運営する4つの委員会です。
■社員が当事者意識を持つ仕組み:全員が1つのテーマを担当
カクゴの新社屋プロジェクトでは、すべての社員が必ず1つの委員会に所属し、担当するテーマを持つようにしました。
新しいオフィスにおける働き方やルールを決めるのは経営陣ではなく、実際に働く社員自身です。
委員会活動を通じて、「会社のために何ができるか?」「自分たちの職場をどうしたいか?」を考え、決定していきます。
こうすることで、社員は「やらされる側」ではなく、「会社をつくる側」へと意識が変わります。
自分が決めたルールなら、自然と守ろうという意識が生まれ、それが新しい働き方へとつながっていくのです。
■社員が考えたことをルール化し、会社の未来を形にする
例えば、新しいオフィスの使い方や働き方のルールを決める際も、上から一方的に指示するのではなく、
社員が考えたことをルール化するというプロセスを重視しています。
社員自身が話し合い、試行錯誤しながら決めたルールは、「自分たちで会社を変えている」という実感を生み、
移転後も定着しやすくなります。
■4つの委員会とその役割
オフィス移転を「社員主体で進める」ために、以下の4つの委員会を設置しました。
それぞれの委員会は、会社の理念に基づき、働く環境や文化を形成する重要な役割を担っています。
①サスティナビリティ委員会
テーマ
会社の永続発展
内容
・事業継続のための安全衛生
・セキュリティの向上
・顧客満足度向上を目指した取り組み
目的
会社の信頼と成長を支え、持続可能な経営基盤を築くこと
②ウェルビーイング委員会
テーマ
社員の生涯幸福実現
内容
・健康促進(運動・メンタルケアなど)
・食を通じたコミュニケーション(ランチイベントや社員食堂の活用)
・感謝の文化を根付かせる(社内表彰や挨拶推進)
目的
働くことが「人生の充実」につながる環境を整える。
③エンゲージメント委員会
テーマ
社員の働きがい創出
内容
・時代の変化に即した柔軟な働き方(テレワーク・フレックスタイムなど)
・生産性向上/業務効率化(デジタルツール活用・業務改善)
・お祝い/相互理解促進(誕生日・入社記念などの文化づくり)
目的
「働くこと=愉しい」と思える環境づくりを推進。
④スマートオフィス委員会
テーマ
社員および社会のための環境整備
内容
・エネルギー管理(省エネ・再生可能エネルギーの活用)
・オフィスの整理整頓・環境美化(クリーンデスク・オフィスのメンテナンス)
・リサイクル・サステナビリティ推進
目的
「働く環境」×「社会環境」の両面で持続可能な仕組みをつくる。
■まとめ:社員が主体となることで、会社は本当に変わる
このプロジェクトでは、新しいオフィスを「つくる」だけでなく、新しい働き方を「つくる」ことが目的です。
社員ひとりひとりが関与することで、オフィス移転は単なる設備の更新ではなく、
会社の文化を変え、未来を創るプロジェクトへと進化しています。
次回は「会社のミッションを体現するオフィスとは?」をテーマに、
オフィスのコンセプトや設計のポイントについて詳しくご紹介します。
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