製造業において在庫情報の管理は納期遅延防止に直結します。
今回は、カクゴがお手伝いした製造業中小企業のDX事例を紹介します。
カクゴが考えるDXとは、局所的なデジタルツールの活用を指すのではなく、
デジタル技術を採用した根本的なビジネスモデルの変換を指します。
図:カクゴの設計DX®5ステップ図
■改善のポイント
1. 部署ごと、個人のExcelファイルに分散していた在庫情報を一つのExcelファイルに統合
2. 生産数・出荷数・不良数のデータを各部署から集約し、一元管理を実施
3. 情報を一元化する習慣がなかった社員にも、継続的なデータ入力を促すことに成功
■改善できた課題
・在庫情報が拠点内で部署ごとにバラバラに管理されていたため、納期遅延を予測・回避することが難しかった
・情報を即座に確認できる体制が整っていなかった
■解決アプローチ
・全部署に一つの共有Excelファイルを導入し、情報を一元管理する体制を構築
・生産数、出荷数、不良数を入力させることで、在庫の全体像をリアルタイムで把握
・社員に情報集約の重要性を認識させ、習慣化を促進
■解決した結果
・共有された在庫情報から、納期遅延が予測される製品を早期に発見することができ、対策が早期に取れるようになった
・拠点全体で情報の一元化が進み、納期遅延の発生件数が減少
■今後の展開
・全品番の在庫情報をさらに集約し、ソフトウェアやIT技術を活用して、入力作業を効率化
・自動アラート機能の導入で、さらなる納期遅延の回避を目指す
・DXのさらなる展開で、業務の見える化を促進し、経営判断の迅速化に貢献
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