当事例の製造業中小企業のお客様は、生産性を向上し続ける為に必要な独自のシステム構築(仕組み化)することを
目的とした情報一元化プロジェクトをカクゴと立ち上げました。
まず在庫管理・生産管理のシステム構築(仕組み化)を目指し、現状課題を解決するために
統一した基準づくり・浸透を行うなかで、1つの拠点工場の在庫管理を行う部門の
属人的な重要業務の見える化と引継ぎを実施し、改善することができました。
■改善範囲の特長
在庫管理を行うのは役職者1名のみだが、納期遅延なく高精度で在庫管理を行っているため、
属人化していることはわかりながら、改善に着手できていなかった
■改善のポイント
1. システム構築(仕組み化)を目標とする
ただの改善ではなく、システム構築(仕組み化)を目標としているため、
属人的=課題、という共通認識のもとで改善することができた
2. 作業手順書レベルの現状把握
○○業務、という粒度の現状把握だけでなく作業手順書のレベルの粒度まで詳細の現状把握を行い、
担当者の頭の中まで全て見えるようにした
■解決できたお客様の課題
・納期遅延という重大事故につながる在庫管理業務を役職者1名で行っている
・基準や判断軸が全て役職者1名の頭の中に入っている
・業務内容が整理できず、引継ぎを行うことができない
・役職者1名は当業務に6時間/日かけている
■解決アプローチ
カクゴの設計DX®(5ステップ)に沿って、現状把握を徹底的に行い、業務を見えるようにしました。
また、課題の抽出と解決策策定を行い、役職者1名が本来行うべき仕事と引継ぎするべき仕事を分け、
引継ぎ計画を策定しました。
図:カクゴの設計DX®5ステップ図
■解決した結果
-現状把握でわかったこと
・業務は、①入力業務 ②判断業務 ③情報展開業務 の大きく3つに分けることができ
業務を細分化したことで、①入力業務で4時間かかっていることが判明
-具体的な改善
・業務フローを整理し、①入力業務 を引継ぎし、役職者1名は4時間/日を確保
・②判断業務 ③情報展開業務 についても業務フローが明確に誰でもわかる状態になった
・役職者1名は本来行うべき改善活動などに時間を使うことができるようになった
■今後の展開
引継ぎした業務フローに問題がないか確認し、また次の引継ぎもできるようにブラッシュアップし続けます。
明確になった②判断業務を、他拠点に横展開することで高精度な在庫管理を目指します。
NEWS
お聞かせください、
未来のこと。
無料カウンセリングはこちら