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2023.6.22

カクゴにおける組織づくりの考え方【根っこを育む】

2023.6.22

・カクゴの目標達成ピラミッドの考え方

私たちカクゴでは、企業経営において必要な目標達成の考え方をこのピラミッドで表しています。

どこを中心に/重要視して経営を行うかは企業ごとの経営理念や経営哲学によって少しずつ異なります。

カクゴでは、土台(根)を育み、C-2でカクゴ人としての人格を磨き、C-1で目的目標達成能力を高めることで、B-1やB-2の人財/組織が強化され、A-1のお客様への価値を提供することでA-2の自社付加価値につながり成果を出せると考えています。

下の土台(根)がしっかり張られなければ、このピラミッドはアンバランスで不安定になり、安定的に成果を上げ続けることはできません。たとえば景気の追い風で一時は良い業績が上げられたとしても、企業としての基盤が弱ければ、景気の良し悪しで業績も揺らいでしまうということです。

このA-1からC-2さらには根っこまですべてつながっており、下にいけばいくほど欠けてはいけないと考えています。

これは法人だけでなく、個人に目標を落とし込んでも同じことです。

社員ひとりひとりの目標達成の集合が会社目標の達成につながりますが、個人においてもA-1やA-2の成果だけを狙って出し続けることはできないと考えています。

人としての根を育み、カクゴ人としての人格を磨き続ける、カクゴの考え方に基づいた目的目標達成能力や問題解決力を上げることで、成果がついてくるものです。

私たちの人財ポリシーは、人財採用も人財育成も、このピラミッドの下半分の土台をいかに磨き育み強化するかということに重きをおいているということです。

このカクゴの基本の考え方について、先日の社内研修で社長の神谷が「雑草の根っこ」に例えて話をしましたので、その一部をご紹介いたします。

・【根っこの話】社長 神谷のスピーチ

コロナ禍で一時中止していた、社内で定期的に行っている食事会をようやく再開できるようになりました。以前からのこの食事会を「感謝の会」と称して開催してきましたが、会の名前を「根っこの会」に変えたいなと考えています。

互いに感謝を伝え合うという場からさらに昇華させ、本気本音本心という人の「根」の部分でわかり合える関係を目指したいという想いからです。

これは「感謝」よりも難易度は上がるかもしれません。本気本音本心でぶつかり合うということは、相手にとって心地の良い言葉(建前)だけではなく、相手のより良い変化や成長を想って、時には相手の気づきや反省につながる厳しい言葉も伝えるということだからです。

皆さん、「根」の役割はなんだと思いますか?

植物においては、自分が強く育つために地中で栄養を吸収することです。

人生におきかえて“根を生やす”というのは、自分の考えをしっかりと持ち、さらには人からの指摘や指導を吸収しながら、自分の土台を鍛えていくことになります。

「雑草という名の草はない」という言葉がありますが、私は、雑草が好きです。

雑草は上に出ている草花の部分が一見小さく見えても、抜こうとすると驚くほど地に根を張っていることがあります。大事に育てられた植物は環境変化に弱いのに、厳しい環境にさらされても雑草は強く育つから「雑草魂」というのでしょう。

私たちカクゴも、この「雑草魂」でしっかりと根を張り、不運や困難にも負けない真の強さを育み、それによってどんな時にも花を咲かせられるような逞しい企業になりたいのです。

そんな想いも、社名の「カクゴ」に表れていると思ってください。

カクゴという社名に変更するとき、中には反対をする人もいました。

「そんな精神論でビジネスはできない。ナンセンスだよ」と。

私はそうは思いません。精神論ではなく、個人も法人も性根・心の部分を育むことこそが、お客様へ本当に価値のあるサービスを提供し続けられることにつながり、小さな会社であっても永続発展できるのだと思います。この大事な性根・心の部分で、のれんを継いでいきたいと思っています。

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