カクゴ株式会社では、SDGs活動の一環として廃棄物の削減のための活動を開始しています。
①廃棄物の現状把握
現状把握は、極めて地道に行いました。まずは社内でヒアリングを通して実体を掴むところからです。ゴミを集め、誰がどのようにどこへ持って行くのか、社員や協力関係先に直接聞くことで、ゴミのルートをあきらかにしました。その結果、多くの人々や施設が関係していることが分かり、ゴミの種類ごとに様々なルートと回収方法が存在することも把握することができました。同時に、ゴミが適正に処理されているかどうか、改めてチェックする良い機会となりました。(図1をご参照ください。)
②排出量の見える化
これでルート・回収方法は明らかになりましたが、「排出量」はデータとして残されていないこともわかりました。ゴミの排出量を自前で把握している家庭や企業は少数かもしれませんが、ごみ排出量の削減を通して地域や地球へ貢献するためには、データを通して排出量をモニタリングすることは欠かせない要素です。
そこで、排出量データを取得するため、データの取得方法を社内で検討しました。その結果、燃えるゴミ、プラごみやシュレッダーゴミなどについては社内で計量し、ペットボトルや缶については自販機業者さんからデータを取得し、産業廃棄物については産廃業者の請求書からデータを取得することにしました。特に、「社内での計量」は、いつ誰がどのように計量するのか、測りを導入し、分担制で計量することとしました。(図1の赤い字をご覧ください。)
データ取得の結果が早く見たいところではありますが、現在、この取り組みによって徐々にデータが蓄積され始めているところです。分析できるだけのデータ量が取得できるまで、コツコツとデータを取ります。また、社員がデータを積極的に取得することで、社内で廃棄物排出への意識が向上し、良い取り組みとなっております。
②目標の設定
今後、①で得られたデータがある程度蓄積したら、そのゴミ排出量の推移や傾向を見たうえで、SDGsとして社内でどんなことができるのか、どのようにゴミの排出量を削減できるのかを、具体的な方策を打ち出す予定です。そして、SDGsの活動として、あるべき姿や理想が見えたら、具体的な目標を設定したいと考えております。
③これから
この廃棄物削減の取組はまだ始まったばかりです。この取り組みを長く続けることで、ゴミ自体を減らすことができれば、処分にかかる労力や費用が抑えられ、会社の経済成長に寄与し、SDGsの8番目のGoalに繋がります。それだけでなく、地域に対してもコンパクトシティの観点から持続可能な都市・地域づくりに寄与し、11番目のGoalに繋がります。また、ゴミから生まれるマイクロプラスチックを削減することに繋がれば、さらには海中生物の環境も改善され、14番目のGoalにも繋がっていくと考えています。
ごみの排出量を削減するという行動自体は点のような小さな活動でも、その点が繋がりを持ったときにどんな作用があるのか、イメージし考えながら行動することで、活動が積極的になり、継続性が向上し、小さな一歩にも喜びが生まれる状態となるはずです。そんな生きた活動を目指して私たちはこのSDGs活動に取り組んでいきます。
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